日本養液栽培研究会 | Hydroponic Society of Japan

ハイドロポニックス 第36巻 第1号 要約

特集:福島大学 農学群 食農学類 蔬菜花卉園芸学研究室の取組み

深山 陽子

2019年4月に開設された福島大学農学群食農学類で実施している施設園芸に関する研究について解説する。具体的には、①気象変動に対応できる園芸作物の特性解明、②夏秋雨よけパイプハウスに対応できる環境制御を想定したし園芸作物の環境応答反応の解明、③原子力被災地における施設園芸振興のための極端な担い手不足条件で実施可能な栽培に適した品種・栽培法の検討 の3項目について概略を紹介した。

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特集:養液栽培が教えてくれる植物の不思議

切岩 祥和

静岡大学農学部で行っている研究概要を紹介する。

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養液栽培におけるメタン発酵消化液の肥料利用-琵琶湖の水草から産出した培養液の肥効-

畑 直樹

琵琶湖の水草をメタン発酵して得られる消化液を、養液栽培において培養液として利用する試みについて解説した。

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特集:応用研究と基礎研究との狭間で

伊達 修一

筆者が現在遂行している研究について解説した.トマト小葉基部の葉柄組織から発生する不定芽に関して,その発生の特徴や発生促進条件の探索ならびにその利用などについて取り上げた.また,植物工場における連続光による葉中セサミン高含有ゴマの安定生産技術の確立の過程で明らかになった,一定温度で発生する葉の褐変の発生と日温度差の設定によるその回避について解説した.

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内外のニュース:園芸学会令和4 年度春季大会報告

菊地 郁

園芸学会令和4年度春季大会の様子の報告と、会員に有益と思われる試験研究の紹介。

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内外のニュース:第92回 日本養液栽培研究会・オンライン大会

藤尾 拓也

令和4年5月26日に第92回日本養液栽培研究会・オンライン大会が,ZoomによるWeb会議形式で開催された.参加者数は113名であった。本大会では「植物工場におけるイチゴ水耕栽培の展開方向と生産資材高騰への対応策」をテーマとし、6名の講師に講演いただいた。

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研究の紹介:養液栽培における培地の還元消毒

堀川 拓未

養液栽培の隔離床培地について還元消毒の試験を実施した。

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新製品の紹介:タバコカスミカメ剤 バコトップについて

船戸 淳

国内生産のマルハナバチおよび天敵製剤を販売する㈱アグリセクトが、コナジラミ類およびアザミウマ類の天敵製剤バコトップの販売を開始した。本稿においてタバコカスミカメの生態、バコトップの概要、使用方法、防除効果、使用上の注意点を紹介する。

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新製品の紹介:多機能細霧システムCoolPesconRを使用した冷房加湿・薬液散布の効果と導入事例

渡邉 賢

㈱いけうちが製造・販売している多機能細霧システムCoolPescon®(クールペスコン)は,温室内に取り付けたノズルから微細な霧を噴射し,冷房加湿・農薬散布・葉面散布の目的に利用できる.新機能として操作性と制御能力の向上のためにタッチパネル,飽差制御機能,PID制御機能を標準搭載する.事例紹介では冷房加湿と薬液散布(予防防除と葉面散布)の最近の利用方法を紹介している.最近の利用事例はSNS等で発信している.

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