大塚化学(株) アグリテクノ事業部 肥料・システム部
栽培研究センターの紹介
大塚化学(株) 岡准慈
はじめに
大塚化学(株)と養液栽培との関係は古く、1963年に大塚レキ耕肥料が発売されてから44年の歴史があります。
その後、養液栽培専用の複合肥料である大塚ハウス1号が発売され、今なお大塚A処方として生産者の皆様にご利用いただいております。大塚グループのヒット商品である、オロナミンCは1965年に、ボンカレーは1968年にそれぞれ発売されておりますので、大塚化学の企業理念であります「技術と心で信頼の構築」という、皆様との信頼関係からこのようなロングセラー商品が創出されていると思います。ここでは、大塚化学の企業理念、沿革、アグリテクノ事業部の概要と、新商品を紹介します。
大塚化学(株)の企業理念
私も信頼、会社も信頼
信頼は社会の夢、
技術と心で信頼の構築、
信頼と人の輪を世界に拡げよう
大塚化学グループは、この企業理念のもと、
創造的技術でお客様に貢献、信頼される企業グループを目指しています
沿革
- 1950年
- 大塚化学薬品株式会社設立(大塚製薬工場より分離)
- 1963年
- 「大塚レキ耕肥料」発売
- 1964年
- 葉面散布肥料「サンピ」発売
- 1965年
- 「オロナミンCドリンク」発売※現在は大塚製薬(株)が販売
- 1968年
- 「ボンカレー」製造販売開始※現在は大塚食品(株)が販売
- 1984年
- 大塚化学株式会社に社名変更
- 1986年
- 殺虫剤「オンコル」発売
- 1992年
- カルシウム葉面散布剤「カルプラス」発売
- 1996年
- 栽培研究センター 設立
- 1998年
- 「養液土耕栽培システム」全国発売開始
切り花ながもち剤「美咲」発売 - 2002年
- 大塚化学ホールディングス株式会社に社名変更
化学品・農薬肥料事業を継承する「大塚化学株式会社」を新設 - 2003年
- 「株式会社アグリベスト」設立:技術と心で儲かる農業を提案
- 2004年
- 「株式会社養液土耕栽培研究所」設立:JA全農茨城との共同出資会社
- 2007年
- ユーザーとの信頼関係を構築する肥料・システム部を設立
アグリテクノ事業部
栽培研究センター
鳴門研究所
作物保護に役立つ独創的な農薬を、合成から安全性まで一貫した研究体制で開発しています。また、農業の収益性向上や人・環境に配慮した栽培技術の研究開発も展開しています。
主力製品
- 農薬
- オンコル(世界64カ国使用、ロングセラー殺虫剤)
- ハチハチ(広範囲な害虫に効く、新規殺虫剤)
- オーシャイン(広範囲な殺菌スペクトラムをもつ、殺菌剤)
- 肥料
- 大塚ハウス肥料(水耕栽培肥料のトップブランド)
- 大塚Fシリーズ(速効性粉末液肥)
- 環境保全型栽培技術
- 養液土耕栽培システム・高設/少量培地用肥料
新商品
- 特長
- ホスプラスは、葉面からすばやく吸収される亜リン酸を原料とした液肥で、カリウムも含みます(保証成分 窒素0%、リン酸32%、カリウム25%)。
- リン酸とカリウムが補給でき、果実肥大期や生殖成長期に特に有効です。
- 花芽の充実、着果・結実の促進、果実の品質向上が期待されます。
- 植物の病気への抵抗力を強くし、病気にかかりにくくします。
- 使用方法
- 葉面散布 果菜、葉菜、根菜、果樹類...1000〜2000倍
- 穀物類...500〜1000倍
- 使用上の注意
- 高濃度では薬害が発生する場合があります。使用濃度に注意してください。
- 柑橘類への散布においては果実肥大期から収穫までの使用は避けてください。
上記商品の問い合わせに関しましては、弊社ホームページよりお願いいたします。